こんにちは、西宮ホワイトデンタル増井医院です。
今日は、過去の新聞記事で指しゃぶりについて興味深い内容がありましたのでご紹介します。
(平成20年5月30日 毎日新聞掲載)
【質問】
保健所での3歳児検診で、歯並びへの指しゃぶりの影響を指摘されたのですが、 どうしたらよいでしょうか。
指しゃぶりと不正咬合の関連は以前から周知されており、保健所や学校検診などでは歯並びへ悪い影響を及ぼす習癖のひとつとしてチェックの対象になっています。

「ただ、幼児の指しゃぶりは、多くの子どもさんにみられる生理的な行動の一つと考えられ、
無理やりに指しゃぶりをやめさせればよいというものではなく、強制的に中断させることによって弊害が生じた事例も報告されております
。指しゃぶりと不正咬合(上顎前突や開咬など)は関連 が分かりやすく、指しゃぶりそのものに否定的なイメージがあるため、
なるべく早くやめさせたいということはよくわかります。しかし、歯並びへの影響ということでいいますと、
おおむね6歳ぐらいまでに中止すれば、それまでの指しゃぶりによって生じた不正咬合は消失するといわれていますし、
就学年齢になると周りのお友達などの目が気になる年ごろとなり、自然に指しゃぶりをしなくなることも多いと思います。
お子様は現在3歳とのことですので、あせらず、慌てず、ゆっくりと やめさせてあげるのがよろしいかと思います。
ただ、あまりにも口元が気になる、あるいはいつまでたっても指しゃ ぶりをやめるようなそぶりがないということでしたら、かかりつけの矯正歯科にご相談されるとよいと思います。
と、ここまでです。
お子様に多い舌癖、唇癖、指しゃぶりなどの日常的な癖が、悪い噛み合わせ(不正咬合)になる原因とされています。
歯科医院で、虫歯予防のほかに、このようなクセのご相談もできますので、気になる方はご相談ください。